2013年7月15日(月・祝)
朗読劇「約束」
於:都市センターホテル コスモスホール
第一部 12:00~
第二部 18:00~
夜の部に伺いましたので、その簡単な
ご報告です。
都会なのにロビーは静かで落ち着いた雰囲気のホテルでした。
ロビーから上がる階段の踊り場に、どーん!
会場内はお食事の前からすでに照明を落としてムーディーな感じ。(お昼の部はどうだったのでしょう?)
同じテーブルの方と楽しくおしゃべりしながらお食事を終え、いよいよ朗読劇の始まりです!
上手側から森奈さん、下手側から畠中さんが登場し、用意された椅子に座りました。
意外とお二人の間に距離があります。
<チラシに載っているあらすじ>
夕方のラッシュ時、首都東京に台風が直撃。
帰宅難民と化した人々が押し寄せる とあるホテルのフロントで、
たった一つの 空室を取り合う男と女。
突然のハプニングから恋に落ちた二人が、 別れ際に交わした約束は
「5年後に会いましょう」
30歳から50歳まで、5年ごとにデートの約束をした二人の恋の結末は…?
初めて出会った日のこと、お互いが相手をどう思ったのか、その嵐の日をどう過ごしたのか、5年後に会うまでどういう生活をしていたのか、5年後に会って2人の人生がどう変わっていったのか。
2人の直接の会話はあくまでも過去の再現というか、「回想シーン」なんです。
「今」の二人は、それぞれが目の前にいる「誰か」に向かって思い出を話している…そんな感じでお話しは進んでいきました。
物語の成り行きに引き込まれつつ、彼らはいったい誰に向かって、ずっと秘めてきたはずの自分の思い出を話しているのか?そんなこともじわじわと気になる仕掛けです。
出会った30歳から、5年に1回しか会うことなく、ラストでは50歳。
出会った時点でもうそこそこの大人だからこそ勢いだけでは進めない二人に共感できるし、失いたくないもの、守りたいもの…色々なものを抱えながら、もう一つこっそりと大切な宝石箱を抱えるようにして日常を生きてきた二人が羨ましい気もしました。
本当に大人のお伽噺でした。(きっと見ている自分がもっと若ければまた違う感想になりますね)
ラスト、思い出話だった物語がついに現在に追いつき、椅子から立ち上がった2人は…
この朗読劇は何度か同じものが上演されていますので、今後のためにも完全なネタバレはやめておきます。
森奈さんのかわいく明るい声と畠中さんの深くて優しい声は相性もばっちりで、耳に心地よく響きました。
朗読劇にもいろいろなパターンがあると思いますが、今回はそこに本当の登場人物として「畠中さん」と「森奈さん」がいるような不思議な感じでした。作品の中の2人は「彼」と「彼女」で、固有名詞がなかったせいもあると思います。そういう仕掛けなんでしょうね。
プロとして演じているからこそなんだと頭では理解しつつ、普通のお芝居とはまた違った「なま」の雰囲気が新鮮でした。
そして終演後はなんと畠中さん主導でのMCが!
「皆様、お食事もお楽しみいただけましたでしょうか」などと営業トーク(?)をする畠中さん。
「森奈さん、今後の予定をどうぞ」などと水を向ける畠中さん。
…これはレアでした。(ハタ坊の会のメンバーが座っていたテーブルでは、全員心の中で密かに「おおお!」と驚いていたわけです。)
とは言え、今後のスケジュールなのに森奈さんがもう終わったコンサートの話をしてしまったり、畠中さんは次の舞台の題名がとっさに出て来なかったり、天然に笑いを誘うお2人は終始ほんわかムードでした。
6月4日の顔合わせから何もお稽古がなく、前日のリハーサルも通しで1回だけだったのでちょっと心配だったことや、森奈さんが最初の本読みで畠中さんの物真似(劇中のホテルマンの対応を物真似するシーンがあるんです)が面白くて素で笑っちゃったお話もされていました。
畠中さんからの告知によると、「バクマツ。」ではなんと坂本竜馬の役だそうです!これはますます楽しみですね!
最後にコスモスホールの外に出てきてくださった畠中さんのお写真を撮影させていただきました。
この時の事務所特典「握手会」では、朗読劇が終わって緊張が解けた畠中さんが終始にこにことお話してくださって、楽しいおまけの時間をいただきました!
ありがとうございました。
畠中さん、本当にお疲れ様でした。
また朗読劇を拝見する機会を楽しみにしております!
畠中さんからの「約束」に関するフォトメッセージは「特設ページ」からどうぞ!