「道化の瞳」東京公演千穐楽のご報告

 

2014年10月25日(土)13:00開演

 

「道化の瞳」東京公演千穐楽の簡単なご報告です。

 

 

台風接近の大雨の中の初日から3週間。秋も徐々に深まり、千穐楽の東京は爽やかな快晴でした。

坂元さん負傷による降板、中河内さんが急遽の代役という波乱の東京公演でしたが、一回の休演もなく千穐楽を迎えたのは本当にすごいことです。

坂元さんの1日も早いご快復をお祈りするとともに、中河内さんの素晴らしいチャレンジと、それを支えた他のキャストやスタッフの皆さんのチームワークに敬意を表します。

 

 

【本日の配役】
宮岸健一/クーガン・・・屋良朝幸

宮岸明子/チェリル・・・彩吹真央

 

安藤進/アルバート・・・梶原善
五十嵐敬子/ローガン・・・保坂知寿
里見貴行/ハリー・・・畠中洋
鈴木淳/カール・・・中河内雅貴

高橋修司/フラット・・・上口耕平
黒崎哲也/ダリウス・・・佐藤洋介

矢口舞/グリゼルダ・・・大真みらん
桜井美穂/ベデリア・・・白華れみ

 

チャーリー・・・玉野和紀

 

★千穐楽のハプニングなど…

 

お誕生日の日、お母さんが病室に入ろうと「健一、いる~?」と聞いたとたんに、紐を止めたシールをはがそうとしていた安藤先生のクラッカーが暴発!

お母さんへのサプライズの前に鳴らしてどうする!な状況で、病室の全員唖然、客席は爆笑です。

健ちゃんは「何やってんだよ!」と口パクで詰りながら安藤先生に蹴り入れてました。(笑)

お母さんは「何の音?どうしたの?大丈夫?」などとその場をしのぎつつ、入室。

いつものように健ちゃんに抱きつく直前、他の先生たちがいると知らされると、今回はびっくりするんじゃなくて「やっぱり!」とセリフ変更。

面白いものを見せてもらいました!

 

そして影の主役(?)ナチュラルキラーマン

お母さんのお誕生会で踊り狂っている時に登場した五十嵐先生に「出て行きなさい!」と叱られると、なんと背中のチャックを下ろし、マスクを…脱ぐ直前でやめて、チャックを開けたまま退場。

本当に素顔を見せるのかとびっくりしている健ちゃんの顔がかわいかったです。

そしてあそこで一切笑わない五十嵐先生を尊敬します…。

ちなみに、ナチュラルキラーマンの最初の登場の時、里見先生は「思わず2度見」状態になりますが、やはり笑いません。よく笑わないでいられますね、とお聞きしたところ、畠中さんいわく「稽古場で笑い尽くしました」とのことでした。お稽古の時は仮面をかぶっていないので、細かい顔芸をされてもっとおかしいのだそうです。)

 

 

2幕の道化のパフォーマンスの目玉、「4つの輪投げ」。 

前楽ではなんと1回で成功したのに、千穐楽は失敗に次ぐ失敗。

疲れてほとんどふて腐れるアルバート。 

最初は励ましていたはずのメンバーも徐々に「まずいよ、お客さんの顔がマジになってきた」「いつまでやるんだ」と焦りが見え、何とか喋りで繋ごうとするアルバートに向かってカールは「早くしろよ」と暴言を!(笑)

アルバートは「こんな年下のヤツにタメ口まできかれて…途中から入ってきたくせに」と文句たらたら。ここも客席内爆笑でした。

ついに10回目、無理やり「入ったこと」にしてこのシーン終了。

お疲れ様でした…!

 

★千穐楽カーテンコールのご挨拶

 

並び順は下手から(敬称略) 大真・佐藤・中河内・彩吹・梶原・玉野・屋良・保坂・畠中・上口・白華 でした。

 

玉野さんのご挨拶の内容は憶えている要旨のみ箇条書きします。(記憶違いがあったらすみません!)

オリジナル作品が再演されて大変うれしかった。

我々の仲間の坂元健児が舞台の本番中に怪我をしてしまったが、その体でなんとか頑張って舞台を繋いでくれて、その間に、中河内雅貴が急遽全部、歌も台詞覚えてくれた。

2人にも、休みを返上して付き合ってくれたキャスト、スタッフ、そしてお客様の温かい声援に感謝している。

これからも夢と希望と、生きることの素晴らしさを伝えるような作品を作っていきたい。

「道化の瞳」は今後も何回も何回も続けていきたい。

 

その後、上手、下手交互に一人ずつキャスト全員がご挨拶をしていきました。

(「キャスト全員から一言ずつ」と玉野さんが言うと、畠中さんだけ「あちゃー」という表情をしたので、ひそかにウケました。)

 

中河内さんは、大変だったけれども、キャストやスタッフ全員に全力でサポートしてもらったことへの感謝と、お客様が温かく受け入れてくれたことが精神的にすごく支えになったと仰っていました。

「大阪公演もサカケンさんの思いと共に頑張ります」と。

 

畠中さんのご挨拶は、こんな感じでした。

「この道化の瞳という作品に出会えたこと、参加させていただけたこと、とても幸せに思っております。

こんなにいい作品に出会えたのも久し振りなので、怒濤のような日々でしたけど、とても楽しく幸せでした。ありがとうございました」

 

いつもの通り、真面目です! そして他のキャストが挨拶をしている時は、きっちりその人の方を向いて聞いてます。(なので、客席に対してたいてい身体の向きが斜めになるんですが。)

 

玉野さんに「ある意味主役でしたね」と紹介された梶原さん

千穐楽だからと気負うことなくやっていたのに、まさかのクラッカー暴発…でもそれを味方につけた俺は偉い、と。(自分で言う!)

そして入れようと頑張っても入らなかった輪投げについて、「あげくに20も年下の男にあんな暴言を吐かれるとは」と蒸し返し、中河内さん平謝り&土下座で客席はまたも大爆笑でした。

 

屋良さんは、健ちゃんとクーガンというキャラクターが大好きで、演じていると勇気をもらえる、とのことでした。

実際は健ちゃんとは20歳ぐらい違うけれど(笑)、玉野さんに「もうさすがに無理だね」って言われるまで、この役を続けて行きたいそうです。 (本当に少年そのものに見えましたよねえ…。)

 

 

 

畠中さん、東京公演本当にお疲れ様でした。

 

 

 

11月1日(土)~3日 大阪公演もすばらしい

公演になりますように!

 

 

★東京公演千穐楽を終えた畠中さんからの

 フォトメッセージは こちら です。

 

 

 

初日と楽の間にも観劇していたのですが、中間報告する時間がなく…遅くなりましたがその時のお写真UP致します。

サイト掲載用に楽屋口で撮影させていただきました。

 

畠中さん、お疲れのところご協力ありがとうございました!

↓10月9日(金)夜公演終演後です。

 

↓10月21日(火)夜公演終演後です!

 

 

ちょっとだけ個人的な感想。

畠中さんの里見先生…優しい性格や医者としての誠実さだけでは、病院の経営を担う次期院長としての責任は全うできないため、健ちゃんの治療方針を決める時も、母親に再発を告げ治療方針の選択肢を示す時も、常に色々なことに板挟みになっているその苦悩する姿が…いいんですよ!(笑)

 

畠中さんのハリー…若々しい歌声と素敵なダンス、チェリルへの純粋な愛情を素直に表せる育ちの良さ、本当に素敵でした~!2幕の登場人物の中では唯一なんの苦労も屈託もない役柄は、里見先生とは対極にあって、両方の役が見られたのも幸せです。

 

チェリルにバラを贈っているのはどんな男なんだろう?と話しながら道化たちが客席の通路から登場するシーンで、アルバートが「やったら彫りの深い男前なんじゃないか?」と言います。なんか変なセリフだなあ、と思っていたのですが、その後チェリルがアルバート達にハリーを紹介すると、「やったら彫りの深い男前」ってまさにコイツだよ!と言わんばかりのジェスチャー(鼻のあたりをしゅっっと高くするような)でアルバート達がうにゃうにゃと盛り上がるのです。

ここに繋がるのか!と、個人的には妙にツボでした。

 

by 発起人

 

放映スケジュールは↑Disneyチャンネル公式ページでご確認ください。